昔ながらの三段仕込みの児島の地酒
銘酒「三冠」の由来
銘酒「三冠」の蔵元「三冠酒造有限会社」は、江戸時代、文化3年(1806年)創業とたいへん歴史のある蔵元です。200年以上にわたって代々お酒を造り続け、現在までその伝統の味を受け継ぎ、長年にわたって地元の人々に愛され続けてきました。
その伝統ある蔵元で生まれた銘酒「三冠」、その名前の由来は、明治36年(1903年)の「第五回内国勧業博覧会」にて天皇陛下より褒状を授かった「富士正宗」、続く「祇園」に次ぎ、三冠目を頂けるようにと蔵人たちの願いを込めて、大正時代初め頃より「三冠」と名付けられ、それ以来今日までその伝統のお酒は受け継がれて来ました。
伝統の三段仕込みの製法
その種類は、純米吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒などがあり、原料米は岡山県産にこだわっており、厳選された酒造好適米「雄町」を麹米・酒母とし、「朝日」、「アケボノ」を掛米として使用しています。また仕込み水は地下35メートルの井戸からくみ上げる清らかな硬質の自家井戸水を使用しています。それらを昔ながらの伝統の三段仕込みの製法で、お米をゆっくりと低温発酵させた醪を搾り、じっくりと熟成させて仕上げます。
辛口で芳醇な味わい
最近のお酒は、香りの高いものが好まれがちですが、銘酒「三冠」の全体の味の特徴は、香りが程よく口に含んで、ふくよかで喉をスゥーと通るような感覚で、コクがあり飲み飽きしない辛口で芳醇な味わいです。熱燗はもちろん夏場は冷酒でさっぱりと頂くのもお奨めです。なかでも「三冠原酒」は、アルコール度数18~20%で、その芳醇な香りを楽しむにはオンザロックがお奨めだとか、そのほか、料理との相性も良く、少し隠し味に入れるとお料理が引き立ちます。