展覧会概要
開催情報
岡山県立美術館では、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫氏の足跡を辿る特別展を開催します。
本展は、東京・寺田倉庫で大好評を博した展覧会の巡回展として実現しました。
会期は2024年7月9日(火)から9月1日(日)まで、岡山県立美術館の地下展示室にて開催されます。
開館時間は通常9時から17時までとなっています。
ただし、7月27日(土)および8月10日(土)以降の土日祝日は、より多くの方にご覧いただけるよう19時まで開館時間を延長します。
全ての入場は閉館の30分前までとなりますので、余裕を持ってご来館ください。
チケット情報
本展では、混雑緩和と快適な観覧環境の提供のため、土日祝および8月13日(火)〜16日(金)、26日(月)〜30日(金)は日時指定予約制を導入しています。
日時指定日の観覧券料金:
- 一般:1,800円
- 中高生:1,500円
- 小学生:1,000円
日時指定日以外の観覧券料金:
- 前売券:1,600円(5月9日から7月8日まで販売)
- 当日券:一般1,800円、中高生1,500円、小学生1,000円
未就学児は無料でご入場いただけます。
障がい者手帳をご持参の方と同伴者1名様も無料でご観覧いただけます。
見どころ
8800冊の書籍で紐解く鈴木敏夫の世界
本展の最大の特徴は、鈴木敏夫氏の知的遍歴を8800冊もの書籍を通じて紐解いていく点です。
戦後の名古屋で育った鈴木氏が、昭和から平成、そして令和へと続く激動の時代の中で読み続けてきた本の数々が展示されています。
幼少期に親しんだ漫画から、青年期に没頭した小説、そして社会人となってからも旺盛な好奇心で読み続けている歴史書やノンフィクション、評論に至るまで、その読書遍歴を丹念に追います。
これらの書籍が、どのように鈴木氏の思考を形作り、後のジブリ作品に影響を与えていったのかを探ることができます。
ジブリ映画誕生の舞台裏
高畑勲・宮崎駿両監督との出会いから、数々の名作が生まれるまでの貴重な資料の数々を展示します。
企画書や制作過程の資料を通じて、編集者からプロデューサーへと転身していく鈴木氏の軌跡をたどります。
ジブリ映画における鈴木氏の役割と、作品が完成するまでの舞台裏を詳しく知ることができます。
フォトスポットと展示の工夫
本展のために特別に制作された立体造作物が展示室内に設置されています。
来場者が作品世界に入り込めるような工夫が施された空間デザインとなっています。
写真撮影可能なスポットも用意されており、思い出に残る展示体験を提供します。
特別イベント
高畑勲作品上映会
7月中旬から予約受付を開始する高畑勲監督作品の特別上映会を実施します。
上映スケジュールや予約方法などの詳細は、順次公式サイトにて発表されます。
鈴木麻実子トークショー&サイン会
ジブリ作品にまつわる貴重な話を聞くことができるトークイベントを開催します。
サイン会も予定されており、ファンにとって特別な機会となります。
実用情報
アクセス
会場:岡山県立美術館 住所:岡山市北区天神町8-48 電話:086-225-4800
休館日
以下の日程は休館となりますので、ご注意ください:
- 7月16日(火)
- 7月22日(月)
- 7月29日(月)
- 8月5日(月)
- 8月19日(月)
注意事項
混雑状況によっては、入場制限を実施する場合があります。
特に土日祝および8月13日(火)〜16日(金)、26日(月)〜30日(金)は日時指定予約制となります。
本展の観覧券をお持ちの方は、岡山の美術展(2階展示室)も併せてご覧いただけます(ただし、7月13日から8月25日までの期間限定)。
おすすめの楽しみ方
展示の回り方
まずは書籍コーナーからスタートし、時代とともに変化する鈴木氏の興味や思考の変遷をじっくりと追体験することをおすすめします。
その後、ジブリ作品の企画資料を丹念に見ることで、名作誕生の瞬間を追体験できます。
展示室内の年表に沿って進むことで、鈴木氏の半生とジブリ作品の歴史を効率的に理解することができます。
見逃せないポイント
- 鈴木氏直筆の企画書やメモ書き
- これまで公開されていなかった貴重な制作資料
- 展覧会オリジナルグッズコーナー
- 思い出に残る写真が撮影できるフォトスポット
- 8800冊の書籍が織りなす壮大な知的宇宙
- ジブリ作品の制作過程を示す貴重な資料の数々
展示室内では、スタッフが丁寧な解説も行っていますので、わからないことがあればお気軽にお尋ねください。