藍染め

天然素材の素晴らしさを伝える

団体
高城染工場
所在地
〒711-0906 倉敷市児島下の町7-2-6
電話番号
086-472-3105
代表者
角南浩彦
概要
藍染め、インディゴ染め、デニムのお洋服や小物の企画、製造、販売
■直営店 shopRiver(TEL:086-472-3105)
ホームページ
http://www.takashiro.info

伝統的な草木染め「藍染め」

 藍染めとは草木染めの一種。藍染め液に布をつけて、空気に触れさせることで藍色になる、自然の力を使った染色方法です。江戸時代には広く藍染めが行われていました。染めることで布がコーティングされるので強度が増し、色褪せたら染め直すことで長く着ることができます。また、色褪せ自体もしにくく、洗濯をしても色移りしないので、お手入れが楽です。

化学染料から天然染料へ

 1921年(大正10年)に創業。学生服産業が盛んな児島で、黒染め染色を主に行っていました。1980年代後半からは、同業者は経費の安い中国へ移るように。それでも、3代目の角南浩平さんは児島で黒染めを続けていました。そんな中、後に4代目を引き継ぐ浩彦さんが「機械もいらない、環境も汚さない。これからは天然素材だ」と、藍染めに目覚めました。藍染めの染料を生産している徳島県の農家で学んだあと、工場に瓶を置き、1989年(昭和64年)から藍染めを開始しました。

生活に寄り添う、藍染め、インディゴ染めの服

 1995年ごろからは、工場の隣で藍染めのスカーフや小物の販売を開始。しばらくすると、お客様から「洋服はないの?」という声もかかるようになり、「母娘で軽やかに着られる服を作ろう」と服作りを始めました。2000年ごろからは「blue in green」のブランド名をつけ、ネット販売もしています。お客様は20代から80代と幅広く、どの年代でも着やすく、持っている服にも合わせやすいデザインが評判を呼んでいます。

 大切にしていることは、着心地の良さや動きやすさ、そして普段着のおしゃれを楽しめること。藍染めは絞りなどの柄物のイメージがありますが、ここでは無地染めを基本としています。使っている生地は麻や木綿、冬はウール混。良い生地を選ぶと、自然と県内産のものになるそう。最近では無染色の状態の服も販売しており、最初に生成りの洋服を楽しんで、しばらく着たら藍やインディゴに染め直すという人も増えているとのこと。染め直してまた生まれ変わらせることで、愛着がある服となっていくのです。