備中杜氏発祥の地 倉敷市玉島黒崎(南浦地区)
倉敷市の西南部に位置する、山と海に囲まれた南浦地区。南側には瀬戸内の優美な海が悠然と広がり、近くには夏場に多くの海水浴客で賑わう沙美海岸があり、三方には緑豊かな山々がそびえ立ち、穏やかな気候の下、自然美溢れるひっそりと落ち着いた雰囲気の街並みです。
南浦地区は、古くから備中杜氏発祥の地として知られ、お酒、焼酎、お味噌、お醤油、味醂、白酒などの製造がとても盛んに行なわれてきました。南浦地区には最盛期には約30件の醸造元が立ち並び、現在も数件の醸造元が残されています。
明治37年(1903年)より代々に渡って受け継がれて
明治37年(1903年)、初代妹尾清次郎氏(せいじろう)が、屋号「ヤマセ」として味醂造りを創業。代々にわたってその伝統の製法と味は受け継がれてきました。創業当時からずっと変わらぬ味を守り続けている「本みりん」は、材料には、国産もち米、米麹、米焼酎のみ使用しており、添加物は一切使用していません。昔ながらの製法にこだわり、10年間熟成させて出来上がります。その伝統ある「本みりん」は、現在も同社の主力商品として人気を博しています。
料理を引き立てる味わい
「株式会社妹尾酒造本店の本みりん」の特徴は、コクがあり、芳醇な独特の味わいで、砂糖を使わなくてもいいくらい、しっかり味が付いているので、様々な料理との相性が良く、料理を引き立ててくれるので、ご家庭ではもちろん、地元のプロの料理人にも広く支持されています。料理にはもちろんですが、飲んでも美味しいと評判の本格的な味わいの味醂です。
(2019.11更新)