手織製品

民芸の精神を手織物で実践

団体
倉敷本染手織研究所
所在地
〒710-0054 倉敷市本町4-20
電話番号
086-422-1541
概要
民芸運動の先駆者でもあった故外村吉之介によって設けられた研究所で生まれる手織製品
ホームページ
https://okayamaken-mingeikyoukai.jimdofree.com/倉敷本染手織研究所/

倉敷本染手織研究所とは

 倉敷民藝館の初代館長であり、倉敷の民芸運動の先駆者でもあった故外村吉之介がその運動の一環として設けた倉敷本染手織研究所。ここでは木綿、羊毛、麻、絹、葛などの素材を使用して、糸の紡ぎ、染め、織りなどを全て手作業で行いながら様々な手織製品が生み出されています。その作業に従事するのは全国から集まった研究生で、その期間は一年間。毎年5~10名の研究生が民芸の精神とその技術を学びながら実践で作品を作っています。

代表的な倉敷ノッティング

 主な作品は、テーブルセンターやコースターなどの敷物、マフラーやストールなどの衣料、着物帯や袋物など多岐にわたりますが、代表的なのは「倉敷ノッティング」と呼ばれる椅子敷です。ウールで織られた正方形の厚みのある敷物で、サイズは40センチ四方と32センチ四方の2種類。その厚みからクッション性や断熱性に富み、椅子に敷いて座布団の様に使うほか、玄関先でちょっと座る際などにも利用できます。また、多種の柄は故外村吉之介が考案したものをベースとして年々進化していて、インテリアとしても楽しめるものになっています。

 倉敷ノッティングの基本構造は、羊毛の糸160本を1束にしてそれを縦糸に手で結んでいくもの。「ノッティング」の名称は英語の「knot」(ノット=結び)に由来します。素朴で日常に溶け込み、かつ丈夫で使い勝手が良いという民芸の精神を体現していて、研究所の石上信房所長によると20年使える品質を維持しているとか。

受け継がれる手織の灯

 長年の固定ファンがいるほか、若い人にも新鮮な印象を与えるようで非常に人気の高い倉敷ノッティング。最近は全国区の雑誌で取り上げられて知名度が上がった影響もあり、毎年開かれる展示会ではあっという間に売れてしまうほど。手作業なので生産数も多くなく、常に品薄状態となっています。

 「一度途絶えた手法は復活させることが難しい。だから作りたいという人がいる限り、その灯を受け継いでいく」とは石上所長の弁。最近の研究生は熱意が旺盛で、それがまた情熱の糧となっています。

(2020.12更新)

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