天神窯

三者三様の作風が生きる

団体
天神窯
所在地
〒710-0043 倉敷市羽島121
電話番号
086-423-0356
概要
科学的研究に基づいた多彩な色づかいが特徴の陶器

釉薬の研究の後

 天神窯の開窯は昭和26年(1951年)。中国の青磁に魅せられた先代の岡本欣三(きんぞう)が、「日本でも同じ様に魅力ある色が出せる」と発起し、京都の国立陶磁器試験所で釉薬(ゆうやく)の研究の後、羽島の地に開いたものです。羽島青木山天満宮に隣接していることから、天神窯と名付けられました。木々に囲まれた閑静な立地に窯の煙突がシンボル的にそびえます。

 欣三はこの地で精力的に作陶活動に打ち込み、独自の釉薬を次々と発表しました。また、展覧会も積極的に開催し、三木記念賞をはじめ多くの賞を受賞しています。

異なる表現の違いを尊重

 現在は、欣三の長男の篤(あつし)氏、二女の川上節子氏、篤氏の長男の和敏氏の三氏が、先代の築き上げたものを継承しつつ、さらにそれぞれの作風に昇華させるべく研鑽を続けています。「○○焼」ではなく「天神窯」としているのもそのため。作り手によって異なる表現の違いを尊重する理念が根底にあり、それが作品のバリエーションに厚みを持たせているのです。

 作品の特徴は、科学的研究に基づいた多彩な色使い。作る作品によって釉薬や土をブレンドし、独自に様々な色、風合いを生み出しています。また、釉薬の特徴をうまく引き出すために窯の温度管理も厳重で、温度差の出にくい倒焔式角窯(とうえんしきかくがま)の他、ガスや電気窯も使い分けて焼き上げます。雨の少ない倉敷の気候は、この温度管理にとても適しているそうです。

常時300点を展示

 窯に隣接した広いアトリエには、常時300点ほどの作品が並び、見ごたえは十分。「実用品として楽しんで使って欲しい」との思いから、花瓶、皿、茶碗、水指、酒器など、多種多様の品ぞろえで、眺めているだけで楽しめる空間となっています。

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