鷲羽彫

倉敷の伝統木彫工芸漆器

団体
鷲羽彫 鷲羽漆芸工房
所在地
〒710-0142 倉敷市林864
電話番号
086-485-2683
代表者
光畑恭子
概要
倉敷を代表する伝統木彫工芸漆器

芸術、文化の町「くらしき」

 倉敷市美観地区周辺は、江戸時代は幕府の天領地として栄え、同じく玉島港、下津井港は北前船の寄港地として栄え、明時以降、倉敷には多くの文人、墨客が現れ、お茶を楽しみ、書画をたしなみ、彫りに興じました。これらが、趣好者の美芸として今日に続いており、現在でも大原美術館、倉敷民芸館など芸術、文化的な見どころが多数あります。その倉敷市内南部の児島半島最南端付近に位置する標高133メートルの鷲羽山(倉敷市児島)。その名の由来は、北東側から遠望すると鷲が翼を広げた姿に見えることに由来していると言われております。山頂展望台より見晴らす瀬戸内の美しい景色は、訪れる人々を楽しませてくれます。

「鷲羽彫」の創始者・光畑祥石氏

 その鷲羽山にあやかって、昭和41年(1966年)、「鷲羽彫」の創始者・光畑祥石氏によって大空に舞う鷲のごとく風格のある作品を生み出したいとの願いを込めて名付けられました。光畑祥石氏は昭和30年頃から倉敷の工芸に興味を抱き研究を開始、木彫、彫漆、キンマ塗、存清塗などの技術を習得する一方、諏訪五老、平賀石泉、長勢井弓山師らの作品に多くの点を学び、技法を習得していったのです。京都で3年余り修業の後、岡山に帰り、倉敷市を中心として各文化センター、公民館などで木彫教室を開催して、その知識、技術を惜しみなく伝授して後進の指導にあたりました。

倉敷市民に親しみ愛されて

 現在まで「鷲羽彫」りは、倉敷の風土にはぐくまれ、白壁の街・倉敷にふさわしい漆器工芸品として発展しており、倉敷を代表する工芸品として多くの観光客、市民に親しまれてきました。材料にはとちやかつらを使用し、まるで生き物のように刀が木地の上を走り、その跡には繊細な線が、花やスズムシ、時には鳥など四季折々の自然美を絶妙の彫りで描き出す。それはまさに芸術。さらに木目を生かすために、漆塗をごく一部におさえることで、使いこめば使い込むほど鮮やかになり独特の味わいが出ます。現在も光畑先生に教わった門人たちが工房に集まり、ひと彫一彫り心こめて手作りの木のぬくもりを伝えるべくオンリーワンの倉敷漆器「鷲羽彫」の制作に取り組んでいます。また、倉敷市内各地で鷲羽彫の教室が開催されており、初心者の方でも伝統の彫りを気軽に学ぶことが出来ます。

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