三冠酒造 有限会社

地域に愛される伝統の地酒づくり

所在地
〒711-0906 倉敷市児島下の町2-9-22
電話番号
086-472-3010
代表者
前畠敏成(代表取締役)
創業
文化3年(1806年)
事業内容
清酒製造販売
従業員数
2
ホームページ
http://www.sankan.co.jp
リンク
児島エリアの特産品「三冠」
ECストア
https://sankan.official.ec/

酒造り禁令の解除とともに

 倉敷市児島にある老舗蔵元「三冠酒造有限会社」の歴史はとても古く、文化3年(1806年)に初代洲脇吉蔵氏が、倉敷市児島の山沿いの地にて屋号「ますや」として酒造業を創業したのが始まりと伝えられています。古い資料によると、創業した年は近年稀にみる米の豊作の年であり、幕府・大名の財政物資であった米の価格が米の豊作により低下するのを防ぐため、幕府は酒造りへ米を回すようにとの思惑で酒造り禁令の解除通達を出しました。このような時代背景もあり、初代吉蔵は酒造りを始めたとのことです。

天皇からの褒章を受けた銘酒

 安政の頃に現在地へ移転し、、その後学問の才があった3代目安太郎氏は米国美志岸大学(ミシガン大学)に留学した後、家業を引き継ぎます。先進的考えの持ち主であった3代目は、当地名の前畑より前畠安太郎と改姓し、その後「前畠酒場」と称して酒造りに情熱を注ぎました。

 4代目前畠平三郎氏が代表を務めていた折の明治36年(1903年)に、「第五回内国勧業博覧会」にて天皇陛下より褒状を授与されます。この後それまでの「富士正宗」から「祇園」へ商標を変更しました。明治44年(1911年)にも同様に「祇園」が褒状を授与され、その後、銘酒は現在の「三冠」に改名され、その名を励みとして今日の酒造りに至っています。

地域に愛される伝統の地酒造り

 昭和に入ると、戦後統制により一時酒造りを休止しますが、昭和30年(1950年)に「三冠酒造有限会社」として法人化して酒造りを再開します。その後、6代目前畠敏成現社長へと受け継がれました。

 現在は主力商品の「三冠」(純米吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒など)をはじめとして、地元由加山の瑜伽大権現を信仰して造られた地酒「由加山」、長期間貯蔵熟成によりじっくりと寝かせた特別限定品「秘蔵純米酒」など年間約1万L(一升瓶×1万本)製造出荷しており、飲み飽きしない辛口の芳醇な味わいで地域に愛される伝統の地酒造りを行っています。