真備町の歴史
倉敷市真備町といえば古代は豪族・下道氏(しもつみちし)の支配する地域であり、この下道氏より奈良時代には遣唐使となりのち右大臣まで昇進した吉備真備を輩出していてこれが町名の由来となっています。江戸時代に岡田藩伊藤氏の領地となり、太平洋戦争末期(昭和20年ごろ)には「金田一耕助」で有名な横溝正史の疎開先ともなったところでも知られ、平成の大合併により倉敷市に編入合併となりました。
真備町箭田地区の竹やぶ
その倉敷市真備町で特産物といえば春の味覚「たけのこ」が有名です。たけのこは、竹かんむりに旬と書きますが、3月~5月頃にかけてが春の風物詩「たけのこ堀り」の最盛期です。もともと江戸時代のころに竹が入ってきたと伝えられており、現在ではまるで庭園のようなすばらしい風景の竹やぶが真備町箭田(やた)地区を中心に広がっています。
真備町の竹やぶは、通常の竹やぶとは違い農家の方が丁寧に雑草を取り、土を起こし古くなった竹を伐採するため日当たりが良くなっています、また真備の土は粘土質でさらに土が硬くなるのを防ぐため肥をやっているのでたけのこを育てるのに大変適しています。農家の方いわく「たけのこは、夏から秋にかけての雨量によって翌年の出来栄えが違ってくる」そうです。雨が多く降ればよく成長し、翌年には良く太ったおいしいたけのこが採れるそうです。現在、真備町では約150名の生産者の方が生産しています。
アクが少ない良質なたけのこ
「まびのたけのこ」は、甘い香りとやわらかな歯ざわりが特徴で、そしてアクが少なく「ぬか」を入れなくても良いそうです。(※良質な粘土質の土で育っているため空気に触れにくい。筍は空気に触れると黒くなる。)
ちょっと変わったおすすめの料理は、味をつけた筍(煮物など)に衣をつけて天ぷらにしたもの。また、バーベキューの時に、まるごとアルミホイルに包み、火の中でじっくりと蒸し焼きにすると、香りが良くとても美味しいそうです。(お好みで「焼き肉のたれ」もおすすめです。)
(2022.1更新)
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