玉井堂本舗

明治元年創業 玉島銘菓の老舗菓子司

所在地
〒713-8102 倉敷市玉島2-6-14
電話番号
086-522-2251
代表者
別所美治
創業
明治元年(1868年)
事業内容
和菓子・ケーキ・洋菓子製造販売
従業員数
6

戦後より和菓子屋として再出発

 古来より倉敷市玉島の玉島港は、北前船の寄港地であり港周辺には回船問屋、仲買屋が立ち並び中心地として昔から賑わっていました。また商人の間では、商談の前にまずはお茶を飲んでからというお茶の文化があり、お茶とともに甘い和菓子もこよなく愛され続けてきました。老舗菓子司「玉井堂」の名前の由来は、玉島の「玉」と先祖の出身地である県北の井倉の「井」から名付けられたと伝えられています。
 歴史を振り返ってみると、明治元年(1868年)、初代別所龍吉(たつきち)氏が玉島にある現在の通町商店街に練炭など日用品雑貨の店として創業。その後2代目別所一次(ひとじ)氏が昭和初めごろよりパン屋を始めたが、戦争の影響で砂糖、小麦など原材料が手に入らなくなったので、戦後になって、改めて和菓子屋として再出発した。

地元にちなんだ玉島銘菓

 それ以来、代々に亘って地元にちなんだ玉島銘菓などを作り続けています。代表的なものに近くにある羽黒神社に祭られている玉島の大恩人である備中松山城主水谷伊勢守勝隆公にちなんだ「水の谷さま」や、玉島ゆかりの良寛さんより名前を頂いた「白華良寛」、地元の地名にちなんだ「八幡」のほか、松葉の形をした「松葉せんべい」など数多くあります。季節の生菓子もお茶をたしなむ方々に大変好評です。

時代に沿った新しいお菓子作り

 昭和30年代には、通町商店街もすれ違えば肩が当たるくらい多くの人で賑わい、「玉井堂」でも菓子職人を10人ほど抱え大忙しだったそうです。昭和40年代には3代目別所啓一(けいいち)氏がお店を引き継ぎ、先代の創った伝統の和菓子を守り続けながら、備中白小豆のあんをカステラ風味で挟みこんだ「熊田様(和風ブッセ)」など新しい商品の創作にも精力的に取り組みます。
 平成24年(2012年)からは4代目別所美治(よしはる)氏が代々伝えられている伝統の和菓子を受け継ぐと同時に、時代に沿った新しいお菓子作りにも力を入れつつ地元密着で皆さんに愛され続けられるお店を目標とされています。