玉島に落下した貴重な隕石
ライフパーク倉敷「倉敷科学センター」の「科学展示室」には、大正5年(1916年)に発見された「富田隕石」が展示されています。日本では53の隕石(2020年9月現在)が見つかっており、その内の一つとして貴重な資料です。
大きさは約600g、直径約9cmと日本で見つかった隕石の中では比較的大きめです。特に、隕石は落下した日時があまりはっきりしないケースが多いですが、この富田隕石は落下日時が分かる珍しい隕石なのです。隕石は秒速数十キロという速さで地球の大気に飛び込むため、激しく燃え上がり、 熱で溶けた黒い層で表面が覆われているのが特徴です。石質隕石に分類される富田隕石にも、こうした隕石独特の特徴が色濃く残されています。
落下した音を聞いて驚いた村人たち
富田隕石は大正5年(1916年)4月13日、当時の富田村、現在の倉敷市玉島八島に落下しました。時間は午後1時頃で隕石落下にともなう、ごう音に驚き、周りで50人程度のひとたちが「何だろうか」と、探していたところ、1人が畑に石のようなものを発見したそうです。
その後、所有者にて保管されていましたが、現在ではより多くの方々に富田隕石を知ってもらえるようにと所有者の厚意により倉敷科学センターで展示をしています。
(2020.11更新)
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