偉大なる発明家
磯崎眠亀氏は天保5年(1834年)に、磯崎家の次男として生まれ、現・倉敷市茶屋町に自身が発明した織機を駆使して精巧緻密で非常に美しい花ござ「錦莞莚(きんかんえん)」を苦心の末完成させました。その美しい「ジャパンカーペット」は、西欧でも大変評判となり、対米輸出品の上位を占めたほどでした。
磯崎眠亀記念館は氏の偉業を讃えて、市が改装し、昭和63年(1988年)に開館しました。建物は、明治初期に建てられた眠亀の住宅兼事務所で、発明の舞台でもあります。
偉人を偲んで町おこし
眠亀まつりは、毎年勤労感謝の日(11月23日)に磯崎眠亀記念館にて盛大に行われます。当日は、普段見られない作品が展示してあり、眠亀氏の趣向を見る貴重な機会となっています。その緻密な織は、1世紀を過ぎた今日も見る人に感動を与えます。
また、庭や広場では抹茶接待や飲食、野菜・日用品の販売をはじめ、地元有志による大正琴の演奏などが次々と行われ、大変な賑わいぶりです。さらに、茶屋町ならではの作品展として、近くの小学生による書道や絵画も展示され、まつりの雰囲気をさらに盛り上げています。
※新型コロナウイルス感染防止の為、眠亀まつりは中止しております。
(2021.11更新)
真備エリアの健康・福祉拠点
市民の健康づくりや福祉活動などの支援を行うことで、世代を超えた交流が出来る施設「インキュベーション」を掲げ、倉敷市の地場産業を多角的にサポートする施設
平成23年(2011年)4月にオープンした倉敷市の地場産業を多角的にサポートする施設。主に「インキュベ...